
れきみん×やしまーる連携企画
瀬戸内国際芸術祭 2025 県内連携事業「くるりアートかがわ」採択事業
古くは戦いの地、信仰の地として歴史の舞台となってきた高松東部に位置する屋島・牟礼・庵治エリア。
江戸時代に高松藩主松平頼重によって島だった屋島が地続きになるよう埋め立てが行われ、源平合戦の史跡を整備するなど、周辺寺社の参拝客に観光を促す目的があったと言われています。その後、昭和初期に国立公園として制定されてからは、電車やケーブルカーなどの交通網も整備され、県や市が誇る観光地となりました。
戦後高度経済成長期は、ますます屋島が観光で栄え、修学旅行生など団体客が押し寄せた時代でしたが、この頃、当時県知事だった金子正則氏により、改めてこのエリアの文化資源としての源平の歴史、庵治石や工芸の技を活かすべく、「芸術村構想」をもって拠点整備や人材育成を行っていたことも興味深い出来事です。
瀬戸内国際芸術祭が開催される2025年は、源平合戦屋島の戦いからちょうど840周年を迎える節目の年でもあります。これに合わせ、牟礼・庵治・屋島を豊かな場所にしてきた「ローカルデザイン」を紐解くためのオリジナル年表、写真やデザイン資料を展示し、改めて、どうして屋島エリアが魅力的なのか?の謎に迫ります。
この展覧会が、未来に残すべきは何かを考える機会になれば幸いです。
関連行事
■トークイベント2 「屋島デザインヒストリー」 |
2025年10月25日(土) 13:30~15:00 |
スピーカー:馬場弘美氏(ギャラリーアコスタージュオーナー)
参加費:500円(ワンドリンク付)/要電話申込 やしまーる087-802-8466 定員:30名(先着順) 場所:やしまーるホール
山上でギャラリーを開き、多くの芸術家と交流されてきた馬場さんに、 屋島にかつて存在した工芸の店や昔の思い出をお話しいただきます。 |
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開催日時 | 2025年10月25日(土)
13:30~15:00 |
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場所 | 高松市屋島山上交流拠点施設 やしまーるホール(高松市屋島東町1784番地6) |
お問い合わせ | 高松市屋島山上交流拠点施設 やしまーる 電話087-802-8466 E-mail yashimaru@east-inc.jp |
瀬戸内ギャラリー第18回企画展 新民芸の創出ーデザインで生活を豊かにするーはこちら